近年、納棺師に死に化粧というメイクアップを依頼する遺族が多くなったと言われています。死に化粧は葬儀の前に行われる納棺時に納棺師を呼んで対応してもらうのですが、まるで生きているときのような生き生きとした表情がよみがえるのが魅力です。
死に化粧は女性はもちろんのこと、男性にも行われるのが特徴です。化粧をすることで血色のよい表情にしてくれるため、病気で逝去したときなども、顔色のよい生前のような表情を取り戻すことが可能です。もちろん、納棺師は化粧だけではなく、入浴や着替えも行ってくれますから、きれいな状態で納棺できます。
ちなみに、費用は業者によって異なります。儀式としてすべての作業を一貫して行い、まとめて料金を請求する業者もありますし、一つひとつの作業に応じて個別に費用を請求する業者もあります。依頼するときはあらかじめ複数の業者に問い合わせて、サービス内容だけではなく、料金に関することも十分に確認した上でお願いするようにしましょう。もちろん、解らないことや不明な点がある場合は、専門のスタッフに細かく質問することも可能です。費用に関することで後からトラブルにならないためにも、事前にしっかり確認しておくことが重要です。